こんにちは、ちびライダーです。
今回のお話しは、Z650RSの前に乗っていた大型バイクのお話しをお届けしたいと思います。
以前乗っていた大型の愛車、Honda REBEL 1100。鮮やかなボルドーレッドメタリックのボディで、愛称は 「でっかちゃん」。

実はこの名前、私がつけたものではありません。
私が名前を考えていたところに、知人が「でっかちゃん」と名付けてくれました。これ以上にしっくりくる名前が思い浮かばなかったので、そのまま採用したと記憶しています。
そしてこの「でっかちゃん」、現在私の手元にはもういない子です。
愛車紹介として書くか少し迷ったのですが、現在所有しているZ650RSに繋がるお話しなので、お伝えしたいと考えました。
REBEL 1100 との出会い
リターンライダーとしてESTRELLAで北海道に行ったときのことです。
先日、ESTRELLAの愛車紹介では「ESTRELLAは大きなカブみたいだ」とお話ししたと記憶しています。この「大きなカブ」の印象を持ったESTRELLA。早速長距離ツーリングで、250ccの限界を感じます。

バイクもそろそろ年季が入ってきていて、上り坂などはフルスロットルで上がっていくような感覚です。何度も何度もESTRELLAに「がんばれー」と声をかけながら、ツーリングを続けました。
ESTRELLAを買う前に、一度だけドラッグスターにまたがったことがあります。「アメリカンはシート高が低いから、足つきは余裕」と思っていましたし、実際も足つきは余裕でした。しかしですね。ホームポジションに両手ハンドル、両足ステップに乗せると、身体が「コの字」になるんですよね。
つまり身長150cmの私だと、クルーザータイプの多くは、手も足も思い切り前に伸ばさないと乗れません。シートに座ると、ハンドルとステップはとても遠いのです。
「これではアクセルをひねることが難しいかもしれない。」「ブレーキをちゃんとかけることができないかもしれない。」と、当時は思っていました。
250ccでさえ手足が届きにくいことがわかっていたので、「私が乗れる大型バイクなんてない」と思い込んでいました。大型二輪の免許取得など、頭の片隅にもありませんでした。
そんな時に出会ったのが、REBEL 1100です。

REBEL 1100に跨ると、ステップは少し前にある。手は少し伸ばす感じではありますが、ハンドルまでの距離はそれほど遠くありません。低身長の私にも「これなら乗れるかも!」と思わせてくれる、絶妙なバランスでした。
そして、もう一つの決め手は 足つきの良さ。
普通のバイクだと、低身長の私は片足を地面に下ろすとき、お尻を半分以上ずらさないとつかないことがほとんどです。でもREBEL 1100は、お尻を中央に置いたまま、両足が足裏の真ん中 (土踏まずあたり)まで地面につきます。
これにはもう、衝撃を受けました。「これだけ足つきが良ければ、絶対に乗れる!」
そう確信して、まずは大型二輪免許取得のため地元の教習所に通うことにしました。授業では落とすことがなかったですが、卒検では極度の緊張で、2回落ちましたw。悪戦苦闘して、2022年秋に無事大型二輪免許(MT)を取得。2023年2月、「でっかちゃん」を迎えることにしました。
Honda REBEL 1100(2022年モデル/MT仕様)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 本体型番 | 2BL-SC83 |
| カラー | ボルドーレッドメタリック |
| 総排気量 | 1,084cc |
| エンジン形式 | 水冷4ストロークSOHC4バルブ直列2気筒 |
| 最高出力 | 65kW(87PS)/ 7,000rpm |
| 最大トルク | 98N・m(10.0kgf-m)/ 4,750rpm |
| 変速機 | 6速MT |
| シート高 | 700mm |
| 車両重量 | 223kg |
| タンク容量 | 13.6L |
| 使用燃料 | レギュラーガソリン |
シート高 700mm という驚異の低さは、クルーザータイプならではの恩恵です。
そしてこれだけの大型バイクなのに レギュラーガソリン 仕様というのも、お財布にとても優しいポイントでした。
足つきレビュー(身長150cmの実感)
低身長ライダーにとって、これが一番気になるところですよね。身長150cm・股下65cmの私の場合、こんな感じでした。
- 両足とも、足裏の真ん中(土踏まずあたり)まで地面につく
- お尻を中央に置いたまま、両足ベタ付き可能
- シート幅も気にならず、足を素直に下ろせる
これまで乗ってきたどのバイクよりも、ダントツで足つきが良かったです。
信号待ちで「あれ、私こんなに楽に止まれるんだ…」と、何度も感動しました。
乗ってみての感想:クルーザーならではの世界
REBEL 1100で初めて知った、クルーザーの世界。
ステップが自然な位置にあるおかげで、長距離を走っても足は疲れにくかったです。直線道路をのんびり巡航している時のリラックス感は、他のバイクでは味わえない独特のものでした。

そしてでっかちゃんは、私を 北海道・四国・九州 に連れて行ってくれました。今思い返すと、本当にたくさんの景色を一緒に見た頼もしい1台でした。
カスタム遍歴
でっかちゃんにも、いくつかカスタムを施していました。
① R’s gear アールズギア ハンドルセットバックライザー Rebel 1100 21-24

ハンドルバーを数センチ手前に持ってくることで、腕に余裕が生まれる仕様にしました。クルーザーは元々ハンドルが遠めなので、低身長の私にはこの調整が必須でした。
② エンデュランス REBEL1100 リアキャリア+ONESTEP リアボックス

おなじみONESTEPのリアボックスは、エンデュランス REBEL1100 リアキャリアに取り付けました。このボックスは、複数台バイクを所有しているライダーにとっては神アイテムといっても過言ではありません。
③ 可倒式ブレーキ&クラッチレバー

転倒した時にレバーが折れないように、可倒式(衝撃で折れずに倒れる)のものに交換していました。Amazonで3,000円弱で買いました。クラッチのつながる位置がかなり変わってしまったので、調整が必要になりました。
④ モリワキ フルエキゾーストマフラー

純正の音も悪くなかったのですが、モリワキのフルエキゾーストマフラーに交換。迫力ある排気音で、エンジンをかけるときは、周囲の家々に申し訳なく感じるほどでした。
2026年6月現在、このフルエキマフラーは販売を終了しているようです。このマフラーの排気音を気に入っている方にとっては、中古市場を探していただく形になりそうです。(個人的には現行品のFull Exhaust CROSS TWIN BLACKが音も良くて格好いいと思います)

良かったところ
でっかちゃんで本当に良かったところを、正直に振り返ります。
- お尻が痛くならない(これ、長距離を走るとマジで重要!笑)
- キャリアを付けると、荷物がめちゃくちゃ積める
- レギュラーガソリンOK(お財布に優しい)
- シート高700mmの超低さで、足つきが抜群によい
- 走り出すと、重さを感じず、安定感が半端ない
シート高700mmとはいえ、停止中は十分に重さを感じていました。ただ、走り出すとその重さはどこに行った?と思うくらい、直進安定性は抜群でした。
約2年8ヶ月で手放した理由
ここからは、正直にお伝えしますね。
でっかちゃんを手放す決断をしたのは、購入から 約2年8ヶ月後 、2025年10月のこと。
いくつかの理由が重なっての決断でした。
① とにかく重い
車両重量223kg。
走り出してしまえば重さはほとんど感じないのですが、取り回す時や駐輪する時 は、場所を見極めないと脱出できなくなることが多々ありました。

例えば、下り坂で駐車するとき、後ろ側にバイクを引いて出さなければならないと、200kg超のバイクを引き出すことは難しいと感じていました。
それを回避しようと、後ろ向きに駐輪することになるのですが、結局バイクの取り回しが必要になって大変になるという、どちらをとっても大変なことに変わりありませんでした。
② 立ちゴケしてしまった
ロングツーリング中に、立ちゴケをしてしまいました。

独りで起こすことができずに呆然としていたとき、ライダーが助けてくださいました。あの時、助けてくださって、感謝しかありませんでした。
大きな怪我はなかったのですが、でっかちゃんに乗り続ける自信がなくなったのがこの時です。
③ 自信を失ってから、乗る頻度が減った
立ちゴケ以降、いざ乗ろうとするたびに「また立ちゴケしてしまうかも…」という不安が頭をよぎるようになりました。この頃からだんだんと乗る頻度が減っていきます。
これは私にとって「でっかちゃんに対して申し訳ない状態」でした。バイクは、楽しく乗ってこそ。
④ 高速走行で向かい風をもろに受ける
クルーザーは姿勢がまっすぐなので、高速道路では向かい風をもろに受けます。長距離を走ると、思った以上に疲労が蓄積していくのが分かりました。

これらが重なって、「私がこの子を持っていることは、お互いに幸せじゃないのかもしれない」と感じるようになりました。
売却:オークション形式で納得の形に
手放すことを決めてから、売却先を慎重に探しました。
最終的に決めたのは、当時いろんなモトブロガーがおすすめしていたオークション形式の買取サービスでした。
引取業者がバイクを荷台に乗せて運ばれていくでっかちゃんに「いろんなところに連れて行ってくれて、ありがとう」と思いながら見送りました。
振り返って思うこと
今、改めて振り返ると、でっかちゃんに乗り続けられなかったのは、私の技量と力が足りなかったからだと思います。
もう少し時間をかければ、もう少しトレーニングをすれば、上手に付き合えたかもしれない。
でも、その時の私には、それが精一杯の選択でした。
北海道、四国、九州。でっかちゃんは、私を本当にたくさんの場所に連れて行ってくれた「おっさんのような安定感を醸し出している」とても頼もしい相棒でした。
今でも、一緒に見た絶景の数々は鮮明に覚えています。
ありがとう、でっかちゃん。
そして、6代目 Z650RS へ
でっかちゃんを手放す前に、モーターサイクルショーで見かけた、次の大型。
「重すぎず、足つきと操作性のバランスが良いネオレトロ大型」
――それが、現在の6代目 Z650RSです。
Z650RSを選ぶ時、でっかちゃんの経験がたくさん活きました。
「装備重量188kgなら、私でも扱えるかもしれない」
「ローダウンとあんこ抜きで、足つきも何とかなりそう」
「ネオレトロな佇まいなら、長く愛せる」
でっかちゃんがあったから、Z650RSという選択ができた。だから、でっかちゃんの物語は、私にとってかけがえのないものなんです。
まとめ:別れがあるから、出会いがある
愛車紹介として書くか迷ったでっかちゃんの話。
こうして書いてみて改めて、でっかちゃんの存在があったから、今の私のバイクライフにつながっているのだと実感しています。
低身長で大型クルーザーに憧れている方には、REBEL 1100は本当におすすめできるバイクです。
ただ、「車重に対する自信」がまだ持てない方は、慎重に試乗を重ねてから決めていただきたい――それが、経験者からの正直なメッセージです。
愛車に対する想いも、別れも、すべてがバイクライフの一部です。
これからもちびライダーは、今のバイクたちと丁寧に向き合っていきたいと思います。
次回は、また別のテーマでお話しできたらと思っています。
よろしければ、また覗きに来てくださると嬉しいです。
それでは、今日も安全運転で。
ちびライダーでした。
